いのちの電話について

「いのちの電話」とは

自殺を考えるほどの深い悩み・苦しみ・辛さを抱え、誰にも相談出来ずに孤独のうちにある方々が居ます。
私たちは、その様な方々と電話での対話を通して隣人として共に考えて行き、少しでもその方の心の支えとなる事を目的として活動を続けている民間団体です。
世界的規模の活動となり、日本では現在49センターが日本いのちの電話連盟に加入しています。

活動の歴史

「いのちの電話」の活動の源となる事の発端は1953年のイギリスにあります。
ある少女が初潮を病気と思い込み自殺をしたことを知った一人の牧師が、その事を悼み、電話相談に対応する組織を創設しました。みるまに需要は増え続け、専門家も含めた多くのボランティアが協力奉仕するようになり、良き友として、良き隣人として自殺予防にも貢献して行ったのです。
やがてその運動は、西ドイツ・フランスを始めヨーロッパ各地へ拡大します。
また、1964年、シドニーで同様の活動が誕生し、こちらもオーストラリア全土・ニュージーランド・北米・南米・台湾・韓国へと拡大し、日本でも1971年には東京で活動が開始されました。
現在、世界数十カ国400センター以上の組織に発展し、世界中で多くのボランティアが活動をしています。

北海道いのちの電話について

1979年1月札幌にて開設され、1983年12月には社会福祉法人として認可されました。
1987年6月から24時間体制を開始し、1994年12月には聴覚・言語が不自由な方の為のFAX相談にも対応できる体制を整え、現在に至っています。
書類選考や面接を通り、しっかりとした研修を受けた相談員が、現在も365日・24時間体制で1日も休む事無く相談を受け付け、活動を続けています。

活動内容